日本初の空き家へ取り組む行政区-生駒市-
≪≪全国初≫≫公的データを活用した空家対策が生駒市にて始まります。
生駒市所在
生駒市をご存知でしょうか?
生駒市は、奈良県北西部に位置する市。江戸時代に創建された生駒聖天・宝山寺の門前町として発展した。現在は、大阪市・奈良市のベッドタウンとして知られ、また大阪都市圏の10%都市圏に属し、大阪都市圏中心部への通勤率は県内で最も高い自治体でもある(都市雇用圏)。そして2010年(平成22年)国勢調査において、県外就業率が約56.2%と全国の市町村の中で最も高い比率であることが分かった
-wikipediaより-
関西3位、全国27位(都市データパック2015年版住みよさランキング:東洋経済新報社実施)
と住みたいまち、住みよさランキングにも上位に顔を出すブランド力のある生駒市が全国平均よりも低い空家率にながら、危機感をもって先進的な対応を実施開始されるようです。
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画期的な点は”公的データ”の活用!
所有者の同意が取れた空家所有者の情報について、行政と民間事業者が共有し、対応方法や対応事業者を一緒になって検討する仕組みは全国初!
-生駒市報道資料(平成30年5月18日)-
いこま空家流通促進プラットホーム加入団体
・特定非営利活動法人空家コンシェルジュ
・公益社団法人全日本不動産協会奈良県本部
・奈良県建築協同組合
・一般社団法人奈良県建築士会
・奈良県司法書士会
・公益社団法人奈良県宅地建物取引業協会
・奈良県土地家屋調査士会
・株式会社南都銀行
(順不同)
いこま空家流通促進プラットホーム加入する団体
いこま空家流通促進プラットホーム加入する団体は、各々のプロが集まっており、生駒市は空き家情報を提供かつ共有しながら対応方法を検討・提案を空家所有者に対し行っていくようです。
大規模な調査の上の大胆な計画
生駒市は空家所有者に対し大規模な調査を行っております。平成29年6月にまとめられています。
空き家アンケートの結果
この中で生駒市に空家と判断された所有者(だれも住んでいないと回答した方)に生駒市は空き家を今後どのようにしていく予定か?とアンケートしています。
38.7% できれば売却したい、または売却してもよい(売却処分)
22.5% 将来、自分や家族・親族が住む(管理保有)
20.5% 現状の利用のまま、自己管理したい(管理保有)
20.2% できれば賃貸したい、または賃貸してもよい(賃貸管理)
10.9% できれば解体したい、または解体しても良い(解体)
10%以下省略
※複数回答可のアンケート
と利用の希望にも多伎にわたり、一括で相談することの重要だと生駒市は判断したのではないでしょうか?
不動産という個人の資産について行政がどこまで踏み込んでいいのかと試行錯誤されている行政が多いなか、生駒市は思い切って踏み込んだ政策をとったものと注目されています。
全国的に待ったなしの空き家問題!
しかし、今後空家が急速に予測される空き家に端を発する空き家問題は空き家所有者や行政にとっても早急に対応が必要です。
2015年5月に完全施行された「空家法」(空家等対策の推進に関する特別措置法)
は怖い内容を示唆しています。
統計局ホームページ/平成25年住宅・土地統計調査
急速な空家率ですね。これに人口減少と急激な高齢化の要因がプラスされると考えられております。
不動産関連会社としてはこのまま空家率が上がるとやはり思いつくことは相場変動です。
空家は近隣住人にとって迷惑なもの
空家を所有している方にとっては急ぎでないと感じていても、ご近所の方は困っているというケースは多くあります。この問題は良い人は声が小さいの典型のようにこれまでの空家対策では無下にされていたのではないでしょうか。
空家対策に待ったなしな状況で生駒市が踏み込んだ政策について引き続き注視して参りたいと思います。
頑張ってください!生駒市さんといこま空家流通促進プラットホーム関係各社さん!
この政策が全国のモデルとなって広がっていくこと期待しています。引き続きこの政策を見守っていきます。
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